上越市における小・中学校の適正配置についての基本的な考え方を紹介します。
子どもたちにとって望ましい学びの環境を確保するための目安として、上越市立小中学校適正配置審議委員会に諮った上、学校・学級規模、通学時間の基準を定める上越市立小中学校適正配置基準を、平成22年3月に策定しました。
上越市立小中学校適正配置基準の詳細は次の資料をご覧ください。
上越市立小中学校適正配置基準 [PDFファイル/108KB]
上越市学校適正配置の基本的な考え方について(審議のまとめ):意見書 [PDFファイル/361KB]
児童生徒数の急速な減少、学校の小規模化が加速する中、令和2年に適正配置の推進に向けて重点的に取り組むべき課題を明確化し、実効性のある方策・進め方を具体化する「重点取組」を定めました。
複式学級が存在または今後発生(おおむね5年以内)が見込まれる学校の実情として、主に次の事項を把握します。
学校の実情を踏まえながら、保護者・地域と十分な協議を行った上で、次の四つの方策を実施します。
以上の方策を必要に応じて組み合わせて行います。
学校の規模が小規模であることには利点と課題があります。
このことを理解した上で、子どもたちにとって望ましい学習環境を考えていく必要があります。
次の表は、小規模校の利点と課題について、国及び新潟県の学校適正配置関係の資料や学校統合に関する論文等を参考に作成したものです。
項目 | 利点 | 課題 |
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教育環境や学習環境 | 個に応じたきめ細やかな指導がしやすい。 | 互いに考えを出し合い、学び合い、高め合おうとする気持ちが育ちにくい。 |
社会性の育成と生活環境 | 個々の特性をお互いに理解しており、人間関係が深まりやすい。 | 人間関係づくりの基礎を築く最も大切な時期において、幅広い人間関係や社会性が育ちにくい。 |
学校経営・運営 | 少人数の教職員構成であるため、共通理解を図りやすく、小回りの効く経営・運営ができる。 | 教職員が少人数であることや、一人当たりの負担が大きいことから、効果的・創造的な学校運営や指導体制の構築が難しい。 |